ブロードチャーチのシーズン1を視聴しました。
国内外の投稿型レビューサイトではどこも評判がよく、それ相応の期待を持って見始めたのですが、実際に見てみるとその期待にしっかり応えてくれる面白さで、満足感も非常に高かったです。
全8話、1話45分前後。ドラマとしては、長すぎず短すぎずといった長さでしょう。とはいえ最近の私はどうにも集中力が続かず、事前に面白そうだと思った作品でも途中で見るのをやめてしまう、ということを繰り返していました。
でも、ブロードチャーチのシーズン1は一度も途切れることなく見終えることができました。日をまたいだ日は、仕事の昼休みにまで見ていたくらいです。これほど熱中したのは、Amazonプライムで配信されている『ボッシュ』以来でした。
ブロードチャーチのシーズン1は、一人の少年の死から始まります。
遺体が見つかり、警察が駆けつけ、野次馬が集まり始める。ここまではよくある導入です。けれど、この物語がほかのミステリードラマと違うのは、遺族の描き方にあります。
自分の子どもの死を目の当たりにした母親は、どのような反応を示すのか。父親はどうか。姉はどうか。ミステリー中心の物語では、そのあたりは省略されたり、描かれたとしても短く済まされたりしがちです。しかしブロードチャーチは、遺族の喪失感を一貫して真正面から描いていました。
そこをどう受け取るかは、人それぞれだと思います。
犯人当てを主な楽しみにしている人にとっては、遺族のパートはやや重たく感じられるかもしれません。どうしてもシリアスな話になりますし、見ていて苦しくなる人もいるでしょう。
でも、ヒューマンドラマ寄りのミステリードラマが見たいなら、これほどぴったりな作品はなかなかないと思います。